ひとりごと

語彙力がない上に三日坊主

もしもの話

 

 

 

昨日、国民的アイドル嵐が、2020年をもって活動を休止することを発表した。

 

 

これは嵐を降りたただのにわかの呟きだから、不快に思う人もたくさんいるだろう。

ただどうしても書かずにはいられなかったんだ、許して欲しい。

 

 

 

言わずもがな、嵐というか櫻井翔くんはわたしの元担である。

 

 

そのニュースを見た時、ほんとうにびっくりしすぎて言葉も出なかった。人間びっくりしすぎると声が出ないのだと思った。

 

 

活動休止、とか、解散、とか、脱退、とか。

 

 

 

そう言った類の言葉とは、正反対の位置にいる人たちだった。そう思っていた。

 

 

わたしが嵐を離れて約3年。

 

 

昔は狂っているほど毎日情報を追いかけていたが、それもなくなりたまーにツイッターで嵐の動画を見たり、ドラマがやってたら見たり、歌番組に出てたら見たり。

 

それでも嵐は嵐だった。

 

いつ見てもわたしの大好きだった嵐と1ミリも変わらなかった。

だから、活動休止の文字を見た時、これは夢なんじゃないかと思った。

 

でもそれと同時に、大野さんが発端というコメントを見て、なんというか納得してしまった。

 

ああ、やっぱりか。とも思ってしまった。

 

悪い意味じゃない。

 

嵐を好きな人、好きだった人だったら誰もがやっぱりかと思ってしまったと思う。

 

大野さんは、儚くて、脆くて消えてしまいそうだった。それは長く売れない頃の話ではなく、嵐がブレイクして、いわゆる国民的アイドルに上り詰めてからもそうだった。

 

大野さんは素直な人だった。

 

辞めたいとか、辞めるつもりだったとか、

隠すことを知らない人だった。

それが彼の魅力であり、そんな彼を笑いながら包み込む4人が嵐だった。

 

 

大野担の友達は言っていた。

「智の歌声はいつも悲しげで、憂いがあって、だから最高に綺麗で美しい」と。

 

 

いつかこの手から零れ落ちてしまうことを私たちはどことなく感じていた。

でも、でも、でも。

これはくるはずのない未来だと思っていた。そう信じたかった。

 

 

「稼ぎ頭の嵐を事務所が手放すはずない」

 

結局はここに全幅の信頼を寄せていたんだろう。

 

 

5人で何千億もの金を動かす男たち。私たちはそこに全てを任せすぎていた。

嵐本人たちの気持ちを考える前に、「普通に考えて、ないよね」と。

 

 

 

そういえば嵐は、普通に考えてないことを為してきた5人だった。

グループに関しての、5人ということに関しての執着は異常だとも思った。

 

 

あの柔らかな雰囲気の中に、確固たる意志を持っている集団だった。当たり前なんだけど、嵐は常に嵐5人で戦っていた。ひとりぼっちという言葉があるとしたら、嵐はごにんぼっちだった。

 

 

相葉くんは、5人で登ってきたから、降りるときも5人で。と、何かの番組がインタビューか雑誌か何かで言ってた。曖昧ですみません

これがわたしの思う究極の嵐の形だった。

 

 

今回の活動休止の会見をみて、その相葉くんの言葉がふわ〜〜だと蘇った。

 

そっか。そうだね。

 

4人で活動を続けるという選択肢は、きっと嵐にはハナからなかったんだろう。

5人でないならやる意味がない。そういう人たちだ。あの会見の晴れやかな顔の5人を見て、やっぱり嵐だなって思った。

櫻井くんの、嵐を宝箱に閉じ込めておきたいという言葉に心臓がぎゅっとした。

 

 

嵐は悪者を作らない。昔からそう。

トークで誰かをイジる事での笑いを求めない。嵐には、人を嫌な気持ちにさせない才能がある。これはみんなも分かってもらえるだろう。

 

いつだって民主主義、ジャンケンと多数決で決めてきた彼らだ。

 

そんな彼らが、最後のワガママとして、少数の大野さんの意見を通すことを我々(まあわたしはもう嵐のいうファンの皆様の中には入っていないが)にお願いしてきたのだ。

 

 

わたしは残念ながら、5人まとめて大好きだけど、それよりも櫻井くんが何よりも大切という思考のオタクだったので。

嵐からまだ離れてなければ、大野さんを憎んでいたかもしれない。アイドルとしての櫻井くんを奪われてしまうことが、悔しくて悔しくてどうにもならなかったかもしれない。

 

でも、今は違う。

離れてみてもやっぱり嵐は誇れる5人だった。

 

 

わたしの言葉は、櫻井くんにシカトされてしまう外野のコトバになってしまってるんだけど。

 

 

嵐を好きになって幸せだったよ。

これはわたしだけじゃない。今嵐を好きな人、昔嵐を好きだった人、みんなが思ってることだよ。

 

 

どうか、どうか。

5人も幸せになって。

 

 

ただ、もし、もし希望をいうことが許されるなら。

いつか遠い未来でもいい、5人がまた5人で同じ方向を向けた時は、その時はその姿を見せて欲しい。

嵐がいつも私たちにくれた言葉を今度は私たちが伝える番だと思うから。

 

""僕たちからはたくさんの愛の

  言葉しかもう本当に何にもないの""

 

""ずっとずっと心にあるんだ

  だからこそ伝えてみたいんだ

  ありがとう、これからもありがとう""

 

 

 

ありがとう。あと2年全力で駆け抜けて、ゆっくり休んでください。

 

 

 

これはにわか元嵐担のひとりごとです。

 

どうか、該当担の皆様と嵐が少しでも心穏やかに同じ時を過ごせることをお祈りしてます。